恐怖の難民船、ペルニ社のフェリーの3等に乗ってみました。

公開日: : インドネシア 乗り物

インドネシアの巨大客船、ペルニ社のフェリー
インドネシア随一の港町スラバヤから、フローレス島マウメレまで
移動しましたのでご紹介します。

チケットの購入

インドネシア ペルニ フェリー

ペルニ社は数十隻のフェリーを所有していて、
それぞれが年間スケジュールに沿ってインドネシア国内の各港を周遊しています。

こちらのペルニ社ホームページからスケジュールと価格が確認できます。

http://www.pelni.co.id/

スラバヤ市内には多数の旅行会社がありますが、
ペルニ社の代理店の数は限られています
代理店の住所等もペルニ社ホームページから確認できます。

スラバヤ港へはタクシーのほか、
市内を多数巡回しているボロボロのミニバスでも行けます。
値段は一人4,000IDRでした。
タクシーなら50,000IDR前後になるかと思います。

今回、僕はスラバヤ港のターミナル内にある代理店で、
出発の前々日にチケットを購入しました。

値段

僕が購入したのは3等のチケットで、
スラバヤ、マウメレ間、約50時間の旅路の料金は約800,000IDRでした。
これはエコノミークラスの約2倍の料金です。

この値段差のため、乗客の99%はエコノミークラスを利用します。

エコノミークラスの紹介は別の記事で紹介していますが、
その40時間を過ごした時の暑さ、悪臭、配給食の不味さを思い出すと、
今回の50時間を同じ空間で過ごす気にはなれませんでした。

ちなみに2等の料金はエコノミーの3倍、1等は4倍になります。

インドネシアのLCCは何故かとても高額なので、
3等の料金でも飛行機よりは安いようです。

船旅の内容

インドネシア ペルニ フェリー

今回僕の乗った船、KM.UMSINIが進むルートはジャカルタ、スラバヤから、
マカッサル、クーパンへと向かうインドネシアの主要航路の一つで、
前回のKM.LEURERとは船の規模も一回り違う、非常に大きなものでした。

インドネシア ペルニ フェリー

さらに、そこに乗るエコノミークラスの乗客の数はおびただしく
スラバヤから乗る乗客のほとんどはベッドを確保できないような様子です。

インドネシア ペルニ フェリー

廊下、階段の踊り場、甲板に至るまで、乗客と彼らの大きすぎる荷物で
埋め尽くされていました。

そんな中、3等のチケットを持っている乗客は、
指定席なのでゆっくりと乗船できます。

乗船すると、キーデポジットとして50,000IDRを預け、
3等客室の鍵をもらいます。

インドネシア ペルニ フェリー

3等客室は2段ベッドが3つある6人部屋で、
男女別になっているので、夫婦であっても部屋は別々になります。

3等はガラガラで、部屋はいくらでもあるのだから
乗客のことを考えて、一部屋3人づつにするとか、
夫婦は同室にするとか、いいやり方がありそうなものですが、
ここはインドネシアなのでそんなことは決して望めません。

狭い6人部屋に6人の男が詰め込まれます
2段ベッドの上段はとても不便です。

3等客室には冷房がついていますが、これは天井に開いた穴から
風が入ってくるだけで、全く涼しくはありません。
でもエコノミークラスの熱気に比べれば天と地の差があります。

3等に乗れるだけ、財や教養のあるインドネシア人は
客室内でタバコを吸うようなマネはしないので空気もきれいです。
盗難のリスクも、エコノミークラスに比べれば微小なものに抑えられます。

インドネシア ペルニ フェリー

エコノミークラスでの食事は、配給食を受け取り、
各自の場所で食べる形式ですが、
3等以上の乗客は船内のレストランで食事をとります。

インドネシア ペルニ フェリー

このレストランも3等、2等、1等では場所が異なり、
食事の内容も当然違います。
1等や2等に乗っている人は、中国人の家族連れと欧米人の夫婦しか
見かけませんでした。
彼らのためのディナーコンサートまで行われているようでした。

船の中は、インドネシアに存在する階級社会の縮図のようでした。

3等の食事内容は6人掛けのテーブルのそれぞれに、
大皿に乗った鶏肉、魚、野菜の3種類の料理と、ごはんが置いてあり、
各自が好きなだけ取って食べるブッフェ形式になっていました。

ペルニ社の3等以上に乗った方の旅行記を拝見すると、
食事の内容が貧弱との記述をいくつか見かけましたが、
エコノミークラスで過ごしたことのある人間にとっては、
この食事はまさに天国でした。

肉、魚、野菜がバランスよく取れるので
普段の屋台めぐりの食事よりよっぽど贅沢で健康的です。

ただ朝ごはんの、水とご飯、目玉焼きと辛いサンバルソースという内容は、
日本人の僕にとっては少し合いませんでした。
部屋を共にしたインドネシアの若者2人も、
朝はパンとコーヒーがいいと辛そうに言っていました。

エコノミーの大部屋にいればエコノミーの結束間を感じますが、
3等の狭い密室空間を6人の男で共にする場合には、
エコノミーのそれとは、また少し種類の違うような親密感を覚えます。
長い航海を終える頃には、やはり寂しさも感じます。

同室の人以外にも、ロビーに座っていれば、
色んな人と話ができ、顔見知りがどんどん増えます。

長い船旅は本当に疲れますが、
飛行機では決して味わえない情緒にあふれています

インドネシアを旅行される際には、
ぜひペルニ社のフェリーを利用してみてください。
但し、エコノミークラスを利用すると酷い目に合いますのでご注意ください。

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